「本当の私」はどう思っているのでしょうか？

このように問われることが、時々、あります。

われわれは誰もが、パターンを自分自身だと思って生きてきているので、それが、ホントの自分ではないとなると、じゃあ、「本当の私」って？となるものだと思います。さらにはそれを頭で考えようとします。自分もそうでした。

それで、今の私は、「本当の私」は思わないと思う、と答えています。

今のところの私の体験では、「思う」とか「考える」のはパターンや過去の体験からくる思考で、それは「本当の私」ではないからです。

ずっと、パターンや過去の体験からくる思考を続けてきて、途中から、それらは「本当の私」ではないと知り、だんだんにパターンのバランスをとりながら「本当の私」を育て、思考偏重だったこれまでから、感覚や感情をより大切にして、「本来のあり方」を探求する、その途上にいます。

心穏やかに過ごせるマントラや、心をほぐし、胸のあたりに広がりや明るさをもたらす白パターンのことばなどを選ぶ時、それは一瞬であり、感覚的です。

黒パターンにひたりっきりで、重苦しい状態に居続けていれば、それはずっとそのままです。「語りかけ」のワークで楽になってからも、その先で切り替える意志が必要。でもそれは思考ではなく感覚のスイッチで「白」か「黒」かを、その時の良き感覚で選択します。

「本当の私」というのは一瞬、一瞬の「あり方」であると思います。また、パターンと向き合う「語りかけ」のワークや「白黒ワーク」、その延長線上にある「切り替える意志」や「選択」をしているのが「本当の私」であると今の私は思っています。

「本当の私」は筋肉と一緒で使えば使うほど育つもの。ワークを通して育てていきます。