"感動" するものを眺めてみたとき

"感動" するものを眺めてみたとき

2018年10月08日 00:01


昨日、茅ヶ崎で、小原古邨展に寄りました。

燕と波の版下絵。版下絵とは、版画にする前のオリジナル原画のことらしく、ここから20数枚の木版が作られたのだそうです。



この絵を前にしたとき、「かっこいい・・」とつぶやいてしまいました。(この展示会では写真撮影がOKでした)

花と鳥をモチーフにした平和な作品が多数あるなかで、一羽の燕が逆立つ波に向かっていくこの絵は異色で、ダイナミックでパワフルな感じがします。

この燕の姿、先日のボクシング、歌舞伎・・と自分が "感動" するものを眺めてみたとき、もしかすると私は、平凡な自分の人生をつまらなく感じていて、"命がけ" だったり、とんがっていたり、刺激的なものを、自分自身は傷つかない範囲で求めているのかもしれない、と思いました。

命がけとは程遠い自分の人生を、つまらなく感じているから、そうしたものが見せる "命がけ" に感動して、かっこいい・・と憧れているのかもしれないです。

だとしたら「自分の人生はつまらない」とか「自分はつまらない人間だ」というパターンががそれらを欲し、見ているのでは?・・と思いました。なのでこのパターンをケアしたら、また違った眼差しでそれらを見ることになるのかも知れないなぁ、と思いました。


▼自分と向き合うセッションを行っています。