思考的な収まりの良さ
脳にとっては「~だから~だ」というロジックは心地よいです(たぶん)。一方で心は色々な事を感じているのだけれども、論理的ではありません。
感じる事が苦手な大人、感情がわからない大人は、けっこういます。(自分もそうでした。)それはなぜなのだろうか?と考えたとき思い浮かんだのは、論理的でない感情は脳の機能に収まりにくいのではないかという仮説です。
年齢を重ねるにつれ、脳が「論理的な納得」という思考的な収まりの良さを繰り返し味わう間に、脳の活動はますます優位になり、まったくロジカルでない、脳に落とし込みにくい "感情" は置き去りになり、感情そのものも、何なのかわからなくなっていったのではないか、と思うのです。
仕事などで頭をすごく使っている人や思考偏重型の人に、自らの感情がよくわからないという人が多く見られるのは、そういうこと(思考的な収まりの良さが心地よいからそればかり使ってしまうということ)なのかも、と思うのでした。
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