嫌な思いをしたくないというパターンについて
嫌な思いとは何だろうか。例えば、痛み、苦しみ、ストレス、大変なこと、労力を使うこと、脅かされること、落胆、裏切り、敗北感、劣等感、屈辱、悔しさ、報われないこと、自分の思い通りにならないこと。こういった思いをしないために、予防したり、努力したり、気をつけたりしながら生きてきたのが「嫌な思いをしたくない」というパターン。
どうすればこういった思いをしなくて済むか? 負けるのが嫌であれば頑張って勝てるようになればいい。痛い思いをしたくなければちゃんと準備をすればいい。あとあと大変になるのが嫌なら先に片付けた方がいい。これまで、無意識に、そうやって生きてきているがために、余計に「自分の思い通り」でないと腹が立つ(笑)。だって、”嫌な思い” をしないように考えてやってきているから、そりゃその通りにことが進んでくれた方がいいよね、パターンとしては。
こういうパターンがあるということは、「嫌な思いをしてもいい」という真逆のパターンもあるわけで、それはそれらが、一つの体験であること、そういった嫌な思いを体験しているからこそわかる他人の気持ち、そして、何もずっとそこにい続けなくてもいいんだという別の領域からの理解もあります。
やっぱり、嫌な思いも神が与えてくれているもの。自分のこれまでの生き方と、「本当の自分」が望む生き方に気づかせてくれる。じっくり向き合って愛していこう。