ワークとは
「ワーク」と言うと「語りかけ」「白黒ワーク」「中立(意味づけ)のワーク」などがありますが、今日はその「ワーク」について考えてみたいと思います。※「語りかけ」「白黒ワーク」「中立のワーク」は用語集を参照ください
ワークは、先生から教わった後は、自分で繰り返し行って、日々自分でやっていくものです。ワークを教わってから14〜15年経ちますが、はじめて教わった時は「よくわからないけど、とりあえずやろう」→1〜2年くらい経つとワークをやったことで起きるさまざまな変化を体験してうれしくなる→さらに数年経つとそういった変化を求めていたことに気づいて、あらためて純粋にワークに取り組む→さらに数年経つと自分のやっているワークが形骸化している(よくひっかかるパターンも一通り体験して、「あ、あなたね!ハイハイ・・・」みたいになっていく)ことに気づいて、反省して、丁寧に取り組む→というように、ワーク自体はシンプルですが、それぞれの時点での反省、理解、学びがあり、奥が深いものです。
どのワークも地味(!!)、ですがパワフルです。その理由は、ワークを繰り返しながら、自分自身が生きていく上での根本的なスタンスを定着させているからだと思います。例えば、語りかけ。「本当の私」がパターンに語りかけるという行為、「本当の私」がパターンへ注ぐまなざしは、他人への接し方に展開します。人は自分にやっていることを他人にやると言いますので、ここでもやはり「語りかけ」を通して自分にやっていることを他人にやっているのだと思います。自分自身が生きていく上での根本的なありよう。「本当の私」とパターンとの関係性。そうしたスタンスが、そのまま自分と、自分を取り巻くあらゆるものへと展開していきます。
では、ワークとは? どのような意味づけができるでしょうか。
(+ プラスの意味づけ) 「本当の私」とパターンとの関係づくり 自分と自分ではないものの分離 生きる術 これからの自分をつくる パターンが落ち着く 「本当の私」を使って育てるツール 自分と向き合うためのツール 「パターン=自分」ではないことがわかる 心のからくりを頭ではなく体験で、実践的に理解する 生きていく上での根本的なスタンスをつくる おもしろい 奥深い さらに先への興味が駆り立てられる 自分の「魂の大欲」と合致している
(0 どちらでもない意味づけ)ただそれだけ 取り組み方は十人十色 経年変化がある やるしかない
(ー マイナスの意味づけ)心のからくりを知らないと意味がわからないかも 自分のパターンを認める必要がある パターンに飲み込まれているとワークはできないかも パターンにひっかかったらやる パターンにひっかからないとやらない モチベーションがわかないときもある めんどう
これまでの自分のワークの取り組み状況を振り返ってみると、こんなふうな意味づけができます。地味だけどパワフルなワーク。これからも淡々とやっていって、さらに理解を深めたいと思います。