親の死をどう受け入れるか。

親の死をどう受け入れるか。

2021年08月26日 06:32

親には元気でいてほしい、親がいなくなったらどうしよう、そういったパターンがあります。それらのパターンは、親というのは自分が生まれてからずっとそこにいた人たちであり、いつも心のよりどころとしていた人たちであり、そういう人たちがいなくなると自分は一人ぼっちになるので「どうしよう」と思います。
パターンは心細さや恐怖、不安などの感情を生みますが、それこそ「本当の私」はそのようには思っておらず、親がいなくなっても「私」は何とかするし、彼らのタイミングで、穏やかな最期を迎えることを私自身は望んでいます。
昨日、父が無事、実家から徒歩圏内の介護付き老人ホームに入りました(こんなところに私たち家族にピッタリの施設があったんだー!と驚きました)。ここまで少々慌ただしく、正直、疲れました。けれども、家族として父がどうあることを望んでいるのか、自分自身がしっくりくるところで考え、家族との間でも、また、病院のスタッフやお医者さんやホームの方々とも、何度も共有してコンセンサスを得ていく作業が私にはとっても有難く、非常に良かったです。
親の死というものを自分はどう考え、受け入れるか。パターンと向き合いながらも「本当の私」が考え、決めて、関係者に伝えることには、穏やかな落ち着きがあります。