井戸の中

井戸の中

2020年10月19日 06:47

パターンを、それが自分だと信じて生きていると、世界を狭くします。なぜならばパターンというのは強いこだわりを持っていてそれだけが全て(それが自分の世界)だと思いこんでいるからです。そこから視点を外せばその周りの全てが可能性なのにもかかわらず、パターンのこだわりで世界を見ているとその周りの可能性にまで意識はとどきません。
世の中の多くの人はこのようにパターンを生きています。すごくすごく小さな世界の中を生きている。まさに “井の中の蛙、大海を知らず状態” です。自分もそうでしたがいまはだいぶ大海にぽちゃっと飛び込んでいます。
それで、 “井の中の蛙、大海を知らず状態” を続けているとどうなるかなのですが、、、
何かをしていて嫌なことがあって、でもそれをやらないわけにいかないからやって、また嫌な思いをして、、、という繰り返しを生きている人がいたので、聞いてみたんです。「それはずっと続くよね?」と。
そうしたら「そう、ずっと続く。だから、ときどき友達に会って話をしたりして、気を紛らわしてるの。人に話すとちょっと軽くなるじゃない?だから、そうやってためこまないようにしているの。」とのこと。
「ナルホドね!」そういうことなのか!!と理解しました。
それはつまり(最近はコロナ禍でできないかもしれないけれど)サラリーマンが仕事終わりに憂さ晴らしに飲みにいくようなこと、奥様方が集まってだんなの悪口を言うみたいなこと、どこかしらへ出かけて行って日常を忘れるといったことです。
そうやってたぶん何万人、何十万人、(何百万人か?何千万人か???)という人たちがずーっとグルグルとそこを生きている。多くの人が人生とはそういうものだ、みんな誰もが嫌なことがあってもそうやって生きているんだ、と思っているのだな・・・・と思いました。
また、経済は世の中はそうした人たちでつくられていて、いまそこに STOP がかけられているようにも思います。もう、そういうことじゃないだろう、と宇宙が言っているような感じです。クリシュナムルティによるどんぴしゃなクオートを目にしました。
The collective greed has created a society which encourages that greed.
It is collective greed, not individual greed.
Public Discussion 2 in Madras(Chennai), 12 December 1974
集合意識の欲深さが、もっともっと!と促すような社会をつくった。
集合意識の欲であって個人の欲ではない。
こういったわけで、きっとそういう人たちが大半の世の中だけど、私はやはり井の中から外へ出て、大海を泳ぎ周りたい。だって井戸の中は本当の世界ではないのだから!!
さぁ、今週も大海原へ!