ハリボテの私
わたしはこの数日、「10年後の自分に必要なことを与えてください」とお祈りしています。そのお祈りが効果てきめんで、ぼんぼん与えられております(笑)
それで、先生が私の日記から感じるという「私を見て!!私を見て!!」と言っている小さな女の子=インナーチャイルドを見つけました。
私の両親は不仲で、私が幼少の頃は殴り合いの喧嘩をしていました。そのときの心の傷がしっかりと深く刻まれています。
殴り合う親を目の当たりにして、心臓が口から飛び出そうなほどの強烈な恐怖を感じ、「ケンカをやめて!!」と泣き叫んだのですが、やめてはくれませんでした。二人には私のことは見てもらえず、やめてほしいという私の恐怖心は受け入れてもらえず、私のことはそっちのけでした。
こうしたことが「私、ここにいるのにっ!!」という痛烈な心の叫びとなっていったのでした。そのときの感情は恐怖と不安。おかげで私の幼少期はとっても不安定でした。
なので「私を見て!!私を見て!!」と言っているのはきっとこの子「私、ここにいるのに!!」だと思います。その子がず〜っと、叫び続けているんだと思います。
それで今、私はこの子のケアをしているわけですが、すごく、そーーーかーーー!と思ったことがあります。
それは、この体験が、自分の思い通りにならなかった体験であったということ。そして、このことが、「自分の考え」「自分のやり方」「自分の思い」というように「自分、自分、自分」と自分のことにものすごく固執するようになっていたのではないか、ということです。
このぐずぐずとした不安定なコアの周りに、一生懸命、デキる自分、優れた自分、すごい自分、特別な自分、一番である自分といった崩れにくい強固なパターンをペタペタ、ペタペタ貼り付けて、なんとか形を整えようと頑張ってきたんだなぁ、と。
そうして出来上がったハリボテの私と、その奥にいるインナーチャイルドをいま、眺めています。