公園のベンチで

公園のベンチで

2019年05月03日 23:17
散歩途中に公園のベンチに腰掛けて本を読んでいました。すると隣のベンチに私と同年代ぐらいの女性とそのお母さんが腰掛けました。
私がそのまま本を読んでいると突然こういう声が聞こえてきました。
「・・・もう!そういうネガネガティブなのやめてくれない?! 私、十分ネガティブ抱えてるから。これ以上もう抱えられないから!」
ギョッとして思わず二人の方向を見るとお母さんはブツブツと何か言っていました。一体どんなネガティブなことをお母さんが言ったのか、その後の二人の会話から探ろうとしましたがわかりませんでした。
この時、この娘さんのギスギスとした言葉がパターンに引っかかっていて「お母さんのネガティブとやらを聞いてあげればいいのになあ」と思いました。
いったいどんなパターンかな?と考えてみれば、それは「自分の思う通りの娘さんであってほしい」「自分の思う通りの相手であってほしい」など、「自分の思い通りの言動をしてほしい」というパターンであることに気がつきました。
なぜならば、母親を大切にするべきだし、せっかくの親子での時間をもっと和やかに過ごせばいいのにと思うし、フツーに話を聞けばいいのに・・・とパターンは思っています。ギスギスした会話を聞いていると、落ち着かないし、不安だし、ドキドキする・・・そんな感情や感覚をパターンは抱いています。
ちょうど自分自身のパターンでもこのあたりをやっていたので、この場を使って新たなパターンへの選び代えをやってみることにしました。
「もう、自分の思う通りの相手でなくてもいいのかもしれない」「”私” はそうあってほしいとは思っていないのかもしれない」「”私” はそうである必要はないのかもしれない」と心の中で唱え、その時、胸のあたりに感じる広がりや軽さを感じてしばらくそこにいました。
そうしてその感覚のまま、ベンチから立ち上がり、散歩を続けました。
 ▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。