さよなら、マスク警察。

さよなら、マスク警察。

2021年01月21日 07:24

わたくし、はじめて「マスク警察」を目撃しました! おお~これか!!
駅から出先へ向かって歩いている途中、わりとパラパラと人通りはあって、私は一応マスクをして歩いていました。(ふだん私は、あまり人がおらず、すれ違うこともまばらになるとマスクを外して歩きます。)
私と同じ方向へ行く、目の前を歩いていた男性(64、5歳くらいかな)。身なりはきちんとしていて、一人でした。そこに、前・後に小さな子供を乗せた若いお母さんが自転車ですれ違いました。その時です!「マスクをしろっ!」そのひとに向かって指をさし、怒鳴ったのです。お母さんは止まらずにそのまま過ぎていきました。でもあの怒鳴り声は耳と心に残ったと思います。子供たちにも当然、聞こえたことでしょう。
私も、どきっ!!としたし、怖かったです。私は男性の後ろから、竹刀か何かでぶちのめしてやりたい気持ちにかられていました。
そして、そこから考え始めました。このひとは、マスクをしていなかった人がもし男性だったら、ああいう風に言っただろうか? 自転車ですれ違う(すぐには止まれない)、女性ということで、歯向かわれそうにないから言ったのではなかろうか? 一体この人に何があったのだろう。コロナにかかるのが怖いのだろうか。死ぬのが怖いのだろうか。
いつもの私だと、自分のパターンが気が済むまでその人物の後をつけ、動向を確認しようとする(弱そうな人にしか言わないのか、強そうな人にも言うのか)のですが、用事もあり後追いは無理だったのであきらめました。そして、ふと我に返って「もうそこの領域はいい。」と胸の中でつぶやいて、こらしめてやろうとしている自分のパターンを制したのでした。
やがてその人は交差点の向こうへと消えていきました。さよなら、マスク警察。