「上から目線」の構造

「上から目線」の構造

2017年07月07日 19:08


タイトルに魅かれて『「上から目線」の構造』(榎本博明)という本を読みました。

人間であればパターンは誰でも持っているものですが、「自分は上だ」とか「馬鹿にされたくない」は、大勢の人(全員なのかも)が抱えているパターンなんだ、、ということがよくわかりました。(この本の中では”パターン”として説明されているわけではありませんが)

そうしたパターンによる無意識な言動の、受け手側の気持ち(「感じ悪い」とか「どうやって関係をつくったら良いかわからなくなる」など)も書かれているので、自分のパターンに無意識に言動することのもったいなさも知ることができます。ああ、こうやって自分は無意識のうちに可能性をつぶしてきたんだな、、ということがわかります。パターンは自分の存在を認めてほしいばっかりで、それによる言動が相手にどういう影響を及ぼすか、パターンの都合に良いようにしか考えていないですからね。

パターンによる言動は相手のパターンにもひっかかりやすいので、だから、上手くいかないんですね。だからストレスフルな社会になっているんです。例えば「自分は偉い」というパターンで言動すれば、相手の「自分は上だ」にひっかかって「なんだ?コイツ。気に入らない」となるわけです。実は、わたしたちはこういう不毛なコミュニケーションの渦の中にいるんですね。

だから、「それって、不毛だ。」と気付いた人から、その渦を脱する。そして新たなコミュニケーションのあり方を実践する。そういうことなのです。



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