美しい音色
今朝は、ショパンコンクールの結果発表を待っている間に、仕事の時間となり、日記更新がお昼になってしまいました。
結果、日本人である反田恭平さんは2位、1位はカナダ人のブルース・リウさんでした。
私は今回ほどショパンコンクールをちゃんと聴いたことはなく、音楽についてもまったく詳しくありませんが、ただただショパンの曲は美しく、中には聴いたことがあるメロディもあって、心の中をマッサージされてるような心地よさがあります。
反田さんの存在も私は今回、初めてでしたが、この方、なかなか面白く興味が湧きました。
予選終了後のトークセッションで、ショパンの楽曲の話題になり、その際「あの曲は難しい」とコメントされていて、その後「ねぇ?難しいよねぇ?」と他のコンペティターたちの賛同を求めるように表情を覗き込むような仕草をされたのです。ショパンコンクールの場で、ショパンの曲は難しいなどと言うものではないとか、それでは負けを認めたようなものだというような思惑があったのかもしれませんが、そこで皆さんが一瞬 “引いた” のを私は見逃しませんでした。でも、私はそういう反田さんにどこまでもショパンを追求していくハートを感じました。(実際、本選まで勝ち進んだ)
そして、第2次予選を弾いた後だったのでしょうか、自分の出来の悪さ、うまくひけなかったことの悔しさで大号泣されていたというエピソードを直後のインタビューで披露されていました。こういうことも言っちゃうんだ、この人、、、と関心しました。(そうして、本選まで勝ち進んだ)
ピアノが好きな理由として、悲しい気持ちも、嬉しい気持ちも音に表せるから、というようなことをお話しされていて、ああ、なんて素直な、正直な方なのだろうか、、、と思いました。
KYOHEI SORITA – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)
https://www.youtube.com/watch?v=3bMF5wS7Mr4
結果発表待ちのトークセッション(爆笑トークでした)で、皆さんショパンをこの場所でこのオーディエンスの前で弾ける喜びを語っていらっしゃいました♪ 右から3人目が反田さん。右隣は幼馴染だという小林愛実さん(今回4位)。
皆さんの美しい音色、楽しみたいと思います。