『夜が明ける』

 

久しぶりに小説を読みました。

『夜が明ける』(西加奈子・著)。暗い。ひたすら暗い。重い。とにかく重い。こんなにもボロボロになってしまうのか、と愕然とするストーリーで、読み進むのがちょっと億劫になってしまった小説でした。

でも、最後の方では、「夜明け前」くらいの、ほんの少しだけの明るさを感じ、ひらけていく感覚がほんの少しだけ湧きました。

主人公たちも、主人公を取り巻く人たちも、、、こういう人生を生きている人たちもいるんだよなぁ、、、と心が苦しくなりました。

健全な印象の人物が出てくるのですが、その健全さに対して主人公が嫌悪感を抱いているところが印象に残っています。その正直さが清々しい感じがしました。