傷つきたくない。

傷つきたくない。

2021年11月26日 08:12

やわな自分を見ていくと「傷つきたくない」というパターンが見えてきます。
なぜ傷つきたくないのか?とパターンに尋ねると、その感覚が嫌だから、と答えます。心がえぐられるような、切りつけられるような感覚が本当に嫌。それはいいものではない。だから、傷つきたくない。
なので、不意に傷つけられたり、日常的に攻撃的な人がいたら、私はなるべく自分を遠ざけ、関わらないようにしてきました。そういう相手から傷つけられないためにできる工夫を、無意識でもあれこれ考え、なるべく自分が傷つかないように、自分が嫌な思いをしないように、そういう相手と関わらなくて済むようにいやってきています。そういうパターンでこれまで生きてきています。
考えてみると、「〜さんが苦手」というパターンも、たいがい自分を傷つける人、自分を不快にさせる人です。自分を傷つけるから。味わいたくもない感覚を自分にもたらすから。だから苦手。
そういう人に対してせめて苦手意識や嫌悪感を持ち、物理的に距離をとることでしか、自分を保てなかったし、守れなかったと思います。そうじゃないと自分がボロボロに壊れてしまったことでしょう。この人には近づかない方がいいという防衛本能のようなものです。それは言ってみれば “保身” ですが、世の中には、優しい人ばかりでなく、攻撃的な人、他罰的な人もいるので、それは自分が生きていくための手段とも言えます。
「傷つきたくない」というパターンをケアしながらも、「傷ついてもいい」というのははるか先にある新たな白パターンなので、現実的にはせめて「私」が意識的に考え、時にはやり返したり、表明したり、距離を置いたりしながら、そこにとらわれることなく自由に、尊厳を守って生きていきたいなって思います。