今日で仕事納め
振り返ってみると今年の職場は長らく勤めておられた方が次々に退職され、寂しいことが多かったです。
それで度々思ったのは「自分は何も知らなかった」ということでした。退職される方と最後にランチをご一緒したときなど、さまざまな事情をうかがいながら「そーーーだったのかーーーーー」と何度つぶやき、驚いたことでしょう。
それで思い出したのは、何でもかんでも知りたがって、情報戦を繰り広げていたかつての自分です。情報は他人に対して「ああ、それなら知ってるー」とマウントをとったり、「その話、○○さんから聞いた〜」と存在価値を誇示するために有効だったからです。
でも、そのあたりのパターンから降り、自分の仕事・役割に集中するのみでやってきた私は、同僚がどのようなことになっていたのか全く知らず、衝撃を受けたのでした。
他人の話はあくまで他人の話です。知らないのが当然だし、知らなくていいもの。今の自分はそのように意味づけます。マウントをとったりするパターンは自分を成り立たせるために他人を利用しています。そのことが鮮明に浮かび上がる体験でもありました。
「そーーーだったのかーーーーー」の時に私が感じていたのは人が心に抱えている荷物の重たさ。
出来事にパターンで反応し、パターンで受け止め、考え、選択し、これからの人生を決めて生きる。それが今後もずっと続いていく。ほとんどの人がそうだし、それでももちろん良いのだけれども、でももし、その方が「パターン」というものを知り、他のあり方を知ったら、どうでしょうか?
こればかりはわかりませんが、「もし、よろしければ」ということで年明けに「心のからくり」をお伝えさせていただく予定です。
来年も、積極的にお声がけをして「聞いてみたいです」という方にお伝えしていきます。
久しぶりの東京タワー。よく知らないビルがたくさん!