消極的な選択から積極的な選択へ

消極的な選択から積極的な選択へ

2017年05月28日 21:13


5回会社を辞めたと先日の日記に書きました。その5回に共通していたのは「今いる自分の状態が嫌、不満。だから辞める。」ということです。

当時の私は「これは嫌」ということだけははっきりしていて、じゃあ何がしたいのかと言えばかなり漠然としていました。ここではないどこかへ行きたい。常にそういった焦燥感が心を占めていました。思い返せば「受け入れてほしい」「わかってほしい」「認めてほしい」といった代表的なパターンのオンパレードだったように思います。平たく言えば、職場でそういったことが満たされなかったから辞めた、ということですね。

また、「天職」ということばが流行っていたように思います。当時の私にとっての天職とは、何もかもがうまくいく、それほど苦しまなくても済む仕事、でした。そんな風に思っていたのはなぜかと言えば、私の中にある上述したようなパターンが、まったく満たされないために、「何もかもがうまくいかない!苦しくて仕方ない!」と感じていたからです。

5回会社を辞めて思い知ったのは、その職場で苦しんでいる自分自身と向き合ってケアしない限り、どこに行ったって嫌な思いはするということ。それから、これは仕事に限った事ではなく日常生活全般に言えるのですが「感じる事の大切さ」です。これは大きいです。不思議なのですが、感情や感覚をおろそかにせず、積極的に活用し、研ぎ澄ませることで、「これは嫌」以外の、「これがしたい」「これがいい」といったもう一歩踏み込んだポジティブな感情や感覚が掘り起こされたように思います。Aが嫌だからBにする、という消極的な選択から、Bがいい!という積極的な選択へ、変わりました。6社目を選んだとき、私はそうしていました。