変化

変化

2021年05月10日 07:22

なぜ人はチェンジ(変化)が苦手なのだろう? 先日、たまたま見ていた、クリシュナムルティ・ファウンデーションのオンラインセミナーでの問いかけです。面白い問いです。
変化が苦手。このままがいい。このままでいい。うまくいっているし、余計なことをしなくていい。大変な思いをしたくない。あえて変えなくても・・・
「白黒ワーク」というワークがありますが、ここでは従来の黒パターンから白パターンへの選びかえを行います。これは変化というより、変更です。これまで無意識に生きてきているところから変更するので、大きな変化がもたらされます。
大きな変化があるのにもかかわらず、なぜわざわざ変更をするのかと言えば、それはそのほうが心が「楽」だから。選び変えたほうが楽に生きられる。これまでの無意識な生き方は苦しいと感じているから。ここには、いわゆる変化への苦手感を上回る「楽さ」があります。
黒パターンから白パターンへの選びかえって、希望です。入った瞬間に息が詰まるような鬱屈とした重苦しい部屋から、大きな窓が大空に向かって開け放たれているような広々とした部屋へ移るのです。これは、選び変えたいです。 
私たちは、ただ惰性で、変化は億劫という思い込みで、重苦しい部屋にいてしまっているだけなんだと思います。あとは、単にそのことを知らずにいる。しかし実際は、意識的な変更を行うことで、その思い込みを上回る変化がもたらされる。これが変化の現実です。