混乱する自然

混乱する自然

2021年05月09日 10:49

今朝はなんとウグイスの声が聞こえてきました。3月頃も鳴いていましたが、あの美しい囀りが5月に楽しめるというのは東京では珍しいように思います。かなり嬉しいサプライズです。
今年の春の訪れは早かったです。桜はいつもよりも早く咲きました。すずらんや、本来は梅雨の象徴であるような紫陽花も早くから咲いています。
先日、この日記でも時々お花の写真を載せている近所のお寺さんを通りかかったとき、奥様が庭の手入れをされていました。
「いつも楽しませていただいています。ありがとうございます~」「あ~、どうも~。ゆっくりしていってくださいねー」などと話をしながら、「なんだか今年は桜も早かったですし、植物はどうですか~?」と尋ねてみました。すると、やはり、異常気象は起きているという話に・・・
バラの葉っぱは冬になると全部枯れて茎だけになるが、今回はずっと葉っぱがついたままで、休みなく生きっぱなしになっていたとのことでした。だから、手入れしている自分がそういう冬の状態をなんとか作り出してやらないと、バラも疲れてしまう、と心配されていました。そういう状態は、バラに限らず、お庭にある多くの植物がそんなふうだそうで、手入れの段階でどうしていくか考えておられました。
春が長くなっているのか、季節が前倒しになっているのか、わからないですが、美しさを楽しみながらも自然のことがちょっと心配になるのでした。自然は人間のサポートを必要としているとあらためて思った連休最終日です。