なんで、バレエを・・・

なんで、バレエを・・・

2021年03月28日 10:44

「なんで、バレエをはじめようと思ったんですか?」とお教室の、とっても上手な生徒さんから尋ねられました。《そうだよねぇ、謎だよねぇ、笑》「苦手なことや自分が避けてきたことへのチャレンジです、、、生きてると好きなことや得意なことしかしなくなりますよね、それで、、、」と答えました。「それで、、、どうですか?」ときかれて私は「すーごく面白いです!ありがたいです、通わせていただけて」とそのまま答えました。
その生徒さんは「ストイックだぁ、、、」とつぶやいた後、「わたし、ダメです、苦手なこと。ストレスに弱くって、全身に蕁麻疹が出ちゃうんです。ぶわーって」と言いました。私は「そうなんですか、、、」と言ってからさらなる変人ぶりを発揮して「やってみると意外と大丈夫かもしれませんよ〜。がっはっは〜っ」と、絶対にそうしないであろう、自らの囚われに囚われている相手に、私は冗談を言いました。
それで、この、苦手なことにあえて挑戦するということは、自分自身の洗脳から抜け出すことでもあったんだな、と思いました。また、世の中、一般的にも「好きなことを仕事にしましょう」「得意なことを伸ばしましょう」という風潮があって、そりゃそうなんだけど、それもやっぱり、深く物事を考えなくなったり、苦難を自力で乗り越えようとしたりする自立的なありようを阻んでいるようにも思います。それに、好きなことや得意なことのない人だっています。
そして何よりも、そうであれば、あんなに嫌いだったバレエを面白く感じているってどういうことなの?って今となっては思うんです。出来なくたって面白いと感じています。バレエをやらなかったらこの面白みを味わうこともなかったです。
洗脳の向こうには大きな世界が広がっている。洗脳やパターンで自らの世界を限定してしまいたくない。そのことを身をもって体験しているのだと思います。