目で見ず、胸で見る

目で見ず、胸で見る

2020年12月13日 11:13

バレエレッスンでは、目で見ず、胸で見るように言われます。(ガン見するな、ということですね。笑)
お手本とする人の足元などをマジマジと見てしまうと、それだけで自分の姿勢が崩れるので、頭は引いた状態で薄目で見るような感じになります。(先生はよく「意地悪そうに見ろ」と言います。)
それでこの「胸で見る」は、つまりは舞台を見ている3階席やそれ以上の階の方々も、ああ、こっちを見ているんだなーと感じてもらうための方法なわけですが、私は最近、この姿勢をとても清々しく感じていて、そのためか、バーレッスンを終えた後のセンターレッスンが以前より嫌ではなくなってきています。先生がある時、おっしゃったんです。せっかくのセンターなんだからもっと大きく伸びやかにやりなさい、と。それがヒントになりました。
胸で見ることを意識すると、胸を張ることになります。その感覚がいいんだな、と思います。バレエって、この素敵な私を見て!もっと見て!私、素敵でしょう?の世界なので、それもすごく面白い。できないんだけどね。自分で自分を肯定する、その感覚が面白いです。