Dying to be me (私になるために死ぬ)

Dying to be me (私になるために死ぬ)

2017年05月15日 21:28


今日は『喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと』(アニータ・ムアジャーニ著)という本をご紹介したいと思います。(日記のタイトル "Dying to be me" は原題です。)臨死体験を綴っているだけでなく、希望、明るさがそこにはあり、いかに私たちが自らの人生を生きる事が大切かが書かれています。

読んでいて、フムフムなるほど、今歩んでいるこの道を進めばOKね!という内容で、自己探求をしている私たちの後押しをしてくれます。体験談ですので、エッセイのようでもあり、とても読みやすいです。

この本を紹介しながらも、是非お伝えしたいことがあります。それは、自己探求は、特別な体験をした人のためだけのものではないということです。どうしても巷に出ている本は、特別な体験をして覚醒した人のものが目立ちます。

が、特別な体験をしていなくても、あるいはそこまで大変な目にあわずとも、自己探求を通して自らと向き合うと、著者が臨死までしてこの本に書いたようなことが体験として理解できるようになるのです。

自己探求は決して特別なものではありません。つまり誰もが取り組める、皆のものです。また「気づき」も大変な思いをしないと得られないというものではありません。日々の自己探求を通して自ら気づきを得て成長していくことができます。これはムアジャーニさんが臨死体験で気付かれた根本的な変容を地味に、衝撃なく促すものです。

特別な体験をされて本を書いている人は、皆さんそれが言いたいんじゃないかな、と思います。たまたました体験のインパクトで人々の関心は呼ぶけれども、自己探求は誰もができることなんですよ!ということを一番に伝えたいんじゃないかなと思います。

Dying to be me ― 面白いです。