自分は正しい
「自分は正しい」これは多くの人が抱えているパターンです。
人間関係で、他人との不和や衝突が絶えないと疲れますよね・・・。そういう方は、自分自身が抱えているこのパターンを見ると良いと思います。
なぜ、私たちは「自分は正しい」と思いながら生きてきたのでしょうか？それは、自分自身の自信のなさや無価値感、疎外感などから来ています。
「正しければ相手は拒絶できない、否定出来ない、受け入れる以外にない」でしょう？「むしろ受け入れるべき！」だったりするでしょう？・・・だからです。「自分は正しい」という、誰にも否定できない「正しさ」にすがって生きる他に術がなかったのです。
そういうロジックの下で「自分は正しい」というパターンはどんどんその存在を強めていきます。すべては、他人に受け入れてもらうため、認めてもらうため。そしてパターンはそれを得るために何だってします！（笑）
その背景には、正しければ誉められる。喜んでくれる。親や先生が笑顔で自分を受け入れてくれる。偉いわねぇ、凄いわねぇ、と周りの人たちに認めてもらえる。そういう体験があったことでしょう。それはとても嬉しいのと同時に安心な体験だったかもしれません。
逆に間違っていたらダメ。叱られる、拒絶される。否定される。受け入れてもらえない、認めてもらえない。その悲しさ、寂しさ、つらさ、悔しさも体験しているでしょう。だから余計に正しくあろうとする。正しくありたいと思う。だってそうすれば認めてもらえるから、受け入れてもらえるから・・・
こうやってわたしたちは子供の頃からずーーっと、そのことに気付くまで、自らの体験を通してパターンを自分の身に擦り込んでいくのです。
もし、絶え間ない不和や衝突に疲れたのであれば、自分が抱えている「自分は正しい」を手放す潮時です。そこではない、新たな生き方へと方向転換する機会が巡ってきています。是非、自分と向き合って新たな拠り所を手にして生きていきましょう！
