文化は、呼吸

文化は、呼吸

2020年05月13日 08:10

文化ってまるで呼吸のよう、と思います。
そうやって呼吸をしながらより豊かな日常を自分たちで作っていて、それは、家族、地域・国、職場、学校、部活、お稽古ごと・・・というような、さまざまな生活圏に存在していて、多様で、そこでの呼吸がひとをひとらしくあらしめているように思います。
そこにはこれといった主義も主張もなく、自然にそうあるだけというような、それが “暗黙のルール” になっているような・・。その呼吸とは、挨拶とか譲り合いとか、ちょっとした気遣いや思いやりです。どの生活圏でも、「挨拶」は大事です。そのやり方はさまざまですが、でも、それで成り立っているし、生きています。
今は、色々な公演は中止になり劇場に足を運んで生で舞台を見ることはできないし、美術館で作品を目にすることもできないですが、そうした気遣いや思いやり(自分自身へのそれも含めて)の機会はちゃんとあります。日常生活からは、芸術鑑賞の機会は減ったけれども、日々、文化を呼吸し生きています。