なんでキレイに見せたいと思わないんだ？

なんでキレイに見せたいと思わないんだ？

「なんでキレイに見せたいと思わないんだ？！」このように、バレエの先生は、修業先（？）の先生に言われたのだそうです。これはどの生徒が前、どの生徒が後に並ぶというときに、前に行きたがらない生徒を見ての言葉だったそうで、後にいるということはつまり、私を見ないでくださいということだと。それに続いて「なんで化粧をしないんだ？」とも言われたのだとか。（確かに先生はすっぴんのように見えます）先生の先生にとっては、バレエをやってるのに前に出たがらない（自分を見てもらいたがらない）生徒たちに対して「えっ？！なんで？！」という感じだったのでしょう。
「（バレエはお客様に）私！私！！私のことを見てちょうだい！！！というものなのよ」と先生は毎回レッスンでおっしゃります。それは、バレエのベースにあるもので、それゆえの姿勢、目線、それゆえの体の動き（振り）なのだと。
確かに、、、人に見てもらうためのものなんだということを意識すると、体のグラつきやツライ姿勢もなるべくキープしようと、できないなりにも「もう少し頑張ろう、ジブン」という気になる。
おりしもこの１週間は、YouTube で Prix de Lausanne の生配信がされていました。今年はビデオエディションということで、１５〜１８歳くらいの生徒たちの踊りが続々と動画で配信され、昨日はFINALで20名の踊りに釘付けになりました。まさに「自分を見てください！！」という感じ。披露。人に見てもらうもの。
世界中から参加しており、ブラジル、エジプト、日本、イタリア、韓国、アメリカ、ポルトガル、中国、オーストラリア、メキシコなどなど。皆、ZOOMで参加していて、受賞時の喜びようなど、そのまま伝わってきてなんだかすごく可愛らしくて微笑ましい大会。
“披露” がギッシリ詰まってます！（大会をZOOMで見守る生徒さんたちがかわいい！）
▽ Prix de Lausanne ファイナルの模様
https://www.youtube.com/watch?v=oHTuGeRkxGg