昼行灯のような私ですが~

昼行灯のような私ですが~

2021年04月15日 08:13

平凡にまつわるエピソード、2つめ。
新卒で入社試験を受けていた会社との社長面談でのこと。応募する学生がみんな、志望動機にいいことしか書かない・・と社長が嘆いてました。私は、どうしたらいいのかわからなくて、ただただ黙って聞いていました。私も志望動機にいいことしか書いてないし、ひょっとしてこの会社、落ちるのかな~?と内心、ヒヤヒヤドキドキしながら。
そのとき紹介されたのが「昼行灯のような私ですが~~~」と志望動機に書いた人のエピソードで、私はものすごくびっくりしました。だってそれって、志望動機に「自分は凡庸で面白みのない、つまらない人間です」って書いているようなものでしょう(逆に面白いかもしれないけど)、仕事ができません、使えない人材ですって言っているようなものでしょう、と単純に思ったのです。(当時は「即戦力になれるよう、頑張ります!」と鼻息荒く書くのが普通だった気がする)
でも社長は、どうしてみんなそういうことを書かないのかな~?と思っていたようでした。
そのお話で社長が伝えたかったことが何だったのか。今、そのお話を思い出して、心に浮かんでくるメッセージは「どんな自分だって、いいじゃないか。自分が認めて、赦しているのかどうか。自分が思う自分、他人が思う自分でなくていいでしょう。」です。「パターンで自己アピールしてないで、みんなパターンは自分でケアしてから仕事に臨んでね」ということもあるかもしれません。
平凡であっても、平凡でなくても、なんであっても。