シンプルに働きかけよう

シンプルに働きかけよう

2019年08月08日 06:57
朝、出かけるとき、マンションの管理人さんと「おはようございま〜す!」「いってらっしゃい!」「いってきます!」というのがルティーンになっています。
先日の朝も「おはようございます!」と通りかかると、いつもと様子が違って、管理人さんが困り顔で「これ、この人いつも分別しないんです」と何もかも一緒くたになったゴミ袋を引っ張り出してきました。
「まぁ!困っちゃいますねぇ。」と答えると「どうしたらいいですか?」と訊かれました。「んーーー」としばらくやり取りをしてから、管理人さんが「前にいたところではこうやった」というエピソードを話してくれました。そのとき、管理人さんが言ったことは「現実を見ないと」でした。「人は現実を見ないと動かない。」と。
私はとても力強いものを管理人さんから感じ、「なるほど!」と思いました。分別されていないゴミは片付けることができない、という現実。そして「そうしてみたらどうですか?」とお伝えし、その日は別れました。
そして翌日、朝「おはようございます!・・どうでした??」と訊ねると、なんとマンションの理事さんが助け舟を出してくれたとのこと。管理人さんの表情もいつもの柔和なお顔に戻ってとっても嬉しそうでした。わかってくれて動いてくれた人がいて安心したのだと思います。
そのことが私も嬉しかったです。そして、現実的な働きかけってこういうものなんだな、というのを見たように思いました。自己探求をしていると、例えば「ゴミは分別するべきだ」「分別されてないゴミを片付けるのは嫌だ」といったパターンに語りかけをして、その落とし所として、ゴミを管理人である自分が片付けるほうへと向かう場合が多いように思います。それはそれで一つですが、他にも「そのことを伝えよう。こうであると困るということを知ってもらおう」という新たなパターンを選ぶこともできます。
なんか、すごく勉強になりました。自分も、シンプルに働きかけよう!って思います。
▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。 
セッション
セッション English follows Japanese. 内容 セッションは、カウンセリングとワークからなります。 カウンセリング 1対1の対面セッションです。 お一人おひとりに合わせて丁寧にお話をうかがいます。 ...