やらされていた

やらされていた

2022年08月11日 07:24

『老後とピアノ』(稲垣えみ子・著)を茅ヶ崎グループのAさんからお借りして読み始めました。稲垣さんのピアノの練習体験談が語られているエッセイでたいへん面白く読んでます。

稲垣さんはこどもの頃にピアノを「やらされていた」ようで、私もこどもの時に「やらされていた」ので、あの頃のことが、やらされ感の重さとともに蘇ってきました。

友だちと遊んでいる途中でも母親に呼び戻され、怒られながらピアノの練習をさせられていました。あんなに嫌だったのに、なんで嫌だと言えなかったのかな?と今は思いますが、当時は「親の言うことは絶対」だったので、こどもとしては「逆らえば命はない」くらいの恐怖心でただただやっていたのでした。

小学生の頃は、そんな調子であらゆる教室に「通わされて」いました。ピアノの他には、水泳、書道、絵画、公文、国語の塾、進学塾。自分から通わせてほしいと言ったものはひとつもなく、ぜんぶ親にやらされていたものです。

まぁ、母としてもきっと「こういうものだ」「それが当たり前だ」というパターン的な社会通念でやらせていたのだろうと想像します。いずれにせよ自分の事なのであらためて「親の言うことは絶対」というパターンへの語りかけとインナーチャイルドのワークをしています。

それはそれとして、大人になってから自分が通い始めた習い事は続きますね〜!自分の中に継続の意志があるものがあり、やると決めているものはやっぱり違います。魂の道場は15年目だし、バレエも5年目。稲垣さんも書いていますが、大人の習い事は味わい深いです。