ぜんぶ、パターンなんすよ。

ぜんぶ、パターンなんすよ。

2021年08月20日 08:37

最近、よく耳にする「キャンセルカルチャー」について考えてみました。
「キャンセルカルチャー(Cancel culture)とは、時にコールアウトカルチャー(Call-out culture)とも呼ばれ、その意味は多義的に使われている。たとえば批評家のベンジャミン・クリッツァーは「著名人の過去の言動やSNSの投稿を掘りかえして批判を行い、本人に謝罪を求めたり地位や権威を剥奪するように本人の所属機関に要求したりするような振る舞い」と説明している。」(「キャンセルカルチャーとは何か?」より抜粋)
オリンピックではつぎつぎに要職についていた人が辞任しました。今日の発言を問題視されるばかりではなく、何十年も前のインタビュー記事が問題になった人もいました。
マスク警察もそうですが、「正しさ」に立脚した暴力を感じます。自分は間違っていない。間違っているのは相手。問題を起こしたのは相手。なぜ、そこまで人を糾弾しなければならないのしょうか。いつも人と自分を比べて、自分の方が優位に立ちたいと誰もが思っているのかもしれないな、、、と考えました。だからここぞとばかりに責め立てて引き摺り下ろす。それでふだんすっごく低いところにいると感じている自分が上に行った気になる。
あと、増えている感じがするのは、やってもやっても認めてもらえない、どうせ生きていても幸せにはなれない、人生にイラついている人たち。優位に立ちたいけど立てないムシャクシャを感じます。そして自分を責め、他人を責める。
ああ、そういうのもすべて自分のパターンなのだと知っていたなら・・・と思います。
なんか・・・広告でも打つかな。
「ぜんぶ、パターンなんすよ・・・」って(笑)