これが娑婆！

娑婆レポート（略して「娑婆レポ」）の一つとして、先日の私の体験を書いておきたいと思います。

私がここ「自生塾」で提供していることは企業で導入できるものなのかどうか？という話題に、ある場所でなりました。

すると、ふだんから人の心を扱っていたり、カウンセラーだったりして、その人なりに自分自身と向き合ってきている方々にとっては、私に「自分の心を侵害されるような気持ちになる」ゆえに難しいだろう、というお話をいただきました。

そのミーティングを終えてから、そういう気持ちになるのは理解できるのですが、それって一体なんだろうなあ？と考えたときに思ったのは、「自分は正しい」というパターンと「自負」や「誇り」など、いわゆる「プライド」についてでした。

自分もそうなのですが、ある程度の社会経験を積んで、自分が実際にやってきて、それなりの成果を出してきている人というのは、「自分は正しい」というパターンとそのプライドを無意識のうちに持つものなんだな、と改めて思いました。

そして、娑婆においてそこを超えるのは「資格の保持」であるということもわかりました。

国家資格だとか免許などを持っている、あとは被災地で何百人、何千人もの人たちを助けました、〜大学で教えてます、有名出版社から本を出しました、みたいな実績。

これはつまり、その人が持っている資格や実績が「納得」できるものであれば、それに安心して、その人に自らの心への侵害を許すということです。

恐ろしいことですが、これが娑婆です！自らの心よりも社会的信用が上回る世界。

情報・データ・過去のことを思考でとらえて、信用と結び付けて考える領域。

実はすでに侵害されていた心！

さぁ、そういう世の中で、いったいどのようにしていけばいいのか？！

純粋な気持ちに立ち返って、自分ができること・やってみたいことを淡々とやる。それが今の自分の答えです。