ただ、やる。それだけ。
『ダンシング・ベートーベン』というドキュメンタリー映画を見ました。
『第九』を踊る。演奏とダンスがつくられていくプロセス、その背景にある考え(人類はみな兄弟、多様性の礼賛)も含め、記録した映画です。
『ダンシング・ベートーベン』
ベートーベンが、ベジャールが、それぞれ表現したかったであろうことに、今日生きる音楽家やダンサーたちが全身全霊で取り組む。その姿はまるで、過去に生きた偉人の魂をそれぞれが担っているかのようです。
指揮者が、ディレクターが、出演者に出す指示の手短かさと、出演者たちが全ての力をそこに注ぐ姿が印象的でした。プロフェッショナルな人たちの究め方ってスマートでパワフル! ただ、やる。それだけ。
音や体の動きなど、外側に情報としてアウトプットされる分、とてもわかりやすいですが、ただ、やる。ひたすら、やる。というところが印象的で、何を究めるにもこれにつきるのかも、と思いました。
▼自分と向き合うセッション