『悲しみの秘儀』

『悲しみの秘儀』

2019年09月11日 07:48

『悲しみの秘儀』(若松英輔・著)という本を読みました。
一ヶ月ほど前にブログで書かせていただいた「学びの友」とメールを重ねるうちに、その友の言葉の美しさに感銘を受け、ふだん読んでいる本を尋ね、手に取りました。
例えばですが、心が荒れていればそれなりに使う言葉も荒れるであろうし、そういう時期が長ければ “口癖” にもなるだろう、と思います。そこは、日々心を整えていくなかで、端々で使う言葉の変遷を自分自身感じます。
どのような言葉が今、自分(本当の私)に最も正直であれていて、表現としてもふさわしく思えるのか、そこに忠実に言葉を使いたい。自動的にではなく、意図的にでもなく、意識的に言葉を使いたい。そのようなことを思い、美しい言葉使いに憧れて手にした本でした。
読んでまず、ものすごく驚いたのが、これまで私が自己探求を通して会得してきたことが書かれていることでした。そのことがとても不思議で、一つ一つの言葉が胸に染み入っていく感覚もこれまで体験したことがないものでした。著者自身もそうしたことを大切にしている人のようでした。これが「言霊」だろうか?この本に収められている一つ一つのストーリーを深くゆっくり大切に扱いたい。それはまた、自他の人生を、深くゆっくり大切に扱いたいという自分自身の気持ちの現れのように思います。
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▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。
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