分岐点
すご〜〜〜く不愉快なことが起こったとします。そして、目の前に分岐点があります。
一つの道は、これまで通り、自分の怒りや悲しみ、不安、不満を爆発させる。あの人は自分を不愉快な気分にさせる、イライラさせる、怒らせる等々、自分の不快感はぜんぶその人がもたらすもので、ぜんぶその人のせいだ。だからその人さえいなくなれば、あるいは変わってくれればいい。間違っているのはその人だから、その人が変わるべき。自分は何も変える必要ない。だって自分は正しい。そのように皆も言っている・・・
もう一つの道は、、、ああ、自分は今、怒り、悲しみ、不安、不満を感じているな〜と認識し、それらの感情の出所(でどころ)である自分のパターンを見つけて、それと向き合い、「本当の私」がそのパターンを引き取ってお守り(おもり)をする。そして「本当の私」を育てる。全てを他人のせいにしてしまうのではない、まったく新たな言動が実はあり、自分はそれを選ぶこともできる、ということを知り、実行する・・・
一つ目の道を選んだ場合、それは繰り返し、何度でも起こります。私たちがパターンに気付いてケアするまで、起こります。会社を辞める時などに、よく「この職場(の人間関係)が嫌だから、という理由で辞めない方がいい」と言いますが、つまり、そういうことなんだと思います。仮に自分をイライラさせる人が嫌で転職をしたとしても、新たな職場で相手を変えて、イライラすることは起こります。
もう一つの道を選んだ場合は、パターンが満たされなくても大丈夫になります。同じことが起きても、不快感は湧かず、驚くほど出来事にひっかからなくなっている自分に気付きます。
▼分岐点、あなたはどちらを選びますか?