もう、その戦いからは降りよう

マウンティングという言葉を時折、耳にします（インターネットによると４〜５年前に放送されていたドラマから流行りだしたようですね）他人の言ったことにどんどん、自分の方が上、自分の方がすごい、いやいや自分の方がもっとすごい！という風に話をかぶせて、他人を貶めていく。これはエンドレスになります。そしてものすごく苦しい。

例えば、何気ない数人の会話で・・・

「ボーナス出たから、この間、レストランに行ったのー。もー最高だった！」と嬉しそうに話す人がいたとします。

今の私は「へぇそうなの！良かったねぇ！美味しかった？なに食べたの？？」という感じで話すと思います。

しかし、こういう展開もあります・・・

もう一人が「あ、私もこの間、行った！彼に連れて行ってもらった♡」

別の人は「あー、あそこねー、接待で何度も使ってる。さいきん、味、変わったよねぇ？」

また別の人は「あの店のオーナー、大学の後輩。今度行く時、言ってヨ〜！伝えておくから。」

この手の会話、私、よくやってました。負けず嫌いな「自分は上だ」というパターンで喋ってる感じです。ボーナスが出て、憧れのお店で食事をしてとても幸せな気分だった人の話は何処へやら、話がそれぞれの「自分中心」、いかに「自分はすごい」のかという話になっていく。他人の幸せな気持ちを喜べない。

パターンが悔しいから、私なんかこうなのよ！と相手よりもすごいことをアピールする。それを聞いた別の人のパターンも悔しがり、さらに、私なんかこうよ！とやる・・　エスカレーションしていくパターンの応酬。私は、もう、ここには参加しません。

「自分は上だ」というパターンがむくむくと動きだし、周囲と競り始め「自分の方がもっとすごいんだゾ」と言い出しそうになった時には、「黙りなさい」と「本当の私」が言ったり、「私」は白パターンを選んだ・・と思い出したりして、黙って会話を聞いています。

パターン同士の不毛な戦いから降りて、パターンの応酬に乗らない、心の平穏を私の「本当の私」は選びます。

▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。