生き方の癖から降りる

生き方の癖から降りる

2021年05月05日 08:19

どうやって生きていったらいいのかわからない漠然とした不安が目の前に広がっている。
そんななかで、自分が上であれば(特別であれば、一番であれば)生きていかれるとばかりに、自分以外の人をことごとく低く置いて、見下して生きてきた。そこに安心しながら。でもそれだとあんまりだから、自分でも一生懸命、上であれるように努力して、証拠物件としての成績や実績を手にして、他人からも「すごい」と言われ、「ほ〜ら」と言わんばかりのパターン特有の「お墨付き」でもって気をよくして。
あるいはこういうケースだってある。自分のパターンとしては低く見積もっていた相手が、意外と優秀だったり、周囲からの賞賛をかっさらっていったりする。すると途端にパターンは寂しい思いをする。自分のパターンが思うように人よりも上であれなかった寂しさ。ああ、自分は上ではないんだ、特別ではないんだ、一番ではないんだ、、ガッカリ、、という寂寥感。
パターン自体、生き残るのに必死。なぜなら、不安でどうしたらいいかわからないから。どうやって生きていったらいいかわからないから。そんな感じでただただがむしゃらに生きてきたのだと思う。
ここで思う。「本当の私」はどうしたいんだっけ? とりあえず、もう今までの生き方からは降りよう・・と思う。これまでの生き方があまりに不毛で。自分は上でなくていい。特別でなくていい。一番でなくていい。目の前の現実を受け入れ、フルに生きて行く。だって「本当の私」は生きられるから。
どうやって生きていったらいいのかわからない漠然とした不安を一心不乱に生きてきた、その結果と向き合い、その生き方の癖から降りて、こうやって生きていこう!という一筋の光が差し込む。私は、そこを進んで行く。