配慮
今日は配慮について書いてみようと思います。
配慮とは、例えば、公共の場だと、後ろの人のためにドアを押さえるとか、周囲への気配り、気遣い。家だと家族のことを気遣って食事を用意したり、手伝ったり。バレエ教室では、前のレッスンが行われているので、静かに入るとか、バーをフロアへ運ぶ時のタイミング、自分がバーのどこでレッスンをするのか、一緒にレッスンをしている人の動きに邪魔にならないようにする、周囲の人を危険にさらさない配慮、もあります。
配慮って、自分以外の対象(相手や集合体)の、”今の状態” を認めることだったり、集合体をなんとか丸く収めるものかもしれません。また、配慮を他人に期待する場合もあるでしょう。でもその時は、その動機は何だろうか?という問いがわきますね。今で言えば「マスクする人vsしない人」など。マスクせずに、お酒を飲んでどんちゃん騒ぎをすれば「なんて配慮のない人たちなんだ!」と。私などは「その場から自分が去ればいいだけじゃないか」と思いますけど。
このあいだのオンラインの合同会では、配慮の難しさを実感しました。なにせ画面越し。大丈夫かな?と思うものの、ご一緒しているみなさんの状態がわからない。お疲れ具合とか気持ちとかは、言葉の端端で感じとるしかない。物理的に一緒にいたら伝わってくるであろう、”人から伝わってくる気” がオンラインだと感じ取るのが難しいのを実感しました。
かといって、皆さんから配慮を求められている気はそもそもしておらず、大丈夫かな?というちょっとした心配も、一つの事象に関する、自分自身の受け止めでしかないという所への気づきでもあります。その上で、大丈夫?と問いかけてももちろんよくて、それに対して大丈夫でなければ、助ければいいし、大丈夫であれば、そのままでよい、ということ。
中立ワーク「配慮」とは?
(+)相手への気遣い、気配り サポート 手助け 相手のことを考える気持ち 全体を最低限スムーズにする 全体を収める その人の今を認める、受け入れる 尊厳を傷つけない行為 声を発することができない自然や動物、地球、弱者への配慮は率先して行いたい
(0)人による 絶対はない
(ー)配慮をしすぎると相手の自立を奪う 「いい人アピール」になりかねない 依存の誘発 忖度 自分中心 パターン
といった意味づけを今回は考えました。