親の手前
親の手前、生きてきた。その感覚に気づきました。
「あなたは、なんで生きているのか?」と問われたとき「親の手前、です」と答えるような。それは祖父母の手前でもあるし、ご先祖さまの手前でもあり、彼らがそこにいるから生きているんです、ということ。
彼らに迷惑をかけないように、悲しませないように、あるいは彼らに誇らしく思ってもらえるように、知らないうちにそう思いながら生きていたことに気がつきました。それは心の片隅で彼らを頼りに生きているような、なんとなく他力本願的な感覚です。
だから親がいなくなることを考えたときに、生きる指針を失うような、拠り所を失うような悲しみに襲われるのです。
今までは無意識にそう生きてきた。けれども、、、というところで、今日も自分と向き合っていきます。