白旗をあげるな!

白旗をあげるな!

2022年04月23日 09:45

先週のバレエ教室で、自分にとって難易度の高いストレッチ方法を “体育ずわり” で聞いてたら「私には関係ありません、、って感じ?」と先生から言われ、「いやぁ、、、もーーー本当に難易度高すぎて、トホホです」ということがありました。

その後のセンターレッスンでは、あまりの難しさに、笑ってしまうほどだったところ、「白旗をあげないの!」と先生に注意され(はげまされ)ました。

あまりに難しいことが目の前に現れると、「これは無理だ。私にはできない。」という思いが湧いてきます。それは、無気力感です。力が入らないし、やる気も出ない、完全にスイッチがオフになります。頭も体も動かなくなる。

ここで、そっか!!!と思いました。「無理。できない。」と決めると、本当にそうなります。

それで、これが常態化するとどうなるか想像すると「チャレンジしない人生」「やらない人生」になるだろうと思うし、「私には無理」「私はダメ」というパターンがどんどん大きくなっていくだろうと思います。最悪なのは本当はやりたいのにそう思っている時です。こういう場合、指をくわえて人の人生を眺めて分析して、自他をジャッジし続けるようになるんじゃないかと推察します(こういう方、娑婆には満ち溢れています。だって魂はやりたがってるからね)。

白旗をあげるなと言われて私が「よしっ!」と決めたのは、全部を無理だと決めないで100ある動きのうち1つをやろう。複雑な動きの99%は見送ってOK。自分が唯一とらえることができた動きだけはやってみる。そうすると、どうなるかというと、無気力感は霧散し、難題に食らいつく根性(やる気)が湧き上がってきて、集中力が格段に増して、力がみなぎってきます。

無理・できないという思いは誰でも持つと思うんですが、それは「その時は無理だと思った。その時はできないと思った」というだけで、それで終わりではない。その後をどうするかは自分で決めていい。もちろん「無理です」というところを選んでもいいし、「ちょっとやってみよっかな〜」というほうを選んでもいい。そうしてまた次の場面で、前回と同様の選択をしても、違った選択をしてもいい。

白旗をあげるな!は、そういう自らの選択へのリマインドでした。