牧場の午後
ぽかぽかとした陽気に誘われ、ご近所さんのところへお散歩をしにいきました。
外に出されている雪ちゃん(一応、ポールにつながれている)はそのあたりの草を食み、小屋の中の桃太郎はもくもくと餌を食べています。日曜日だったこともあり、子供たちもたくさん来ていました。雪ちゃーーーん!桃太郎くーーーん!と駆け寄る子供たち。そしてその辺の葉っぱとかどんぐりとか集めてきてあげています。
餌をあげたいんだけど怖い、可愛いし近づきたいんだけど尻込みしちゃう。餌を手に近づくんだけど、雪ちゃんがその餌を口にできる距離に届かないから、雪ちゃんもちょっとイラついたりして。汚いどんぐりをあげようとしている子がいたので思わず「もっとフレッシュなほうがいいよ〜。フレッシュなのにしようよー」と言うと「フレッシュってな〜に?」。「新鮮な。新しい。・・だってこのどんぐり、汚いじゃない?」そんな子供たちとの交流が面白かったです。「餌が欲しいよ〜」と私が雪ちゃんの気持ちを代弁すると、子供たちがいっせいに「なんでわかんの??」これには笑いました。
「餌(どんぐり)は掌にのせるといいよ。雪ちゃん、食べやすいよー」とちょっと伝えたら、子供たちは「掌って?」(笑)「ここーーー」と教えると、もうそこからは、「餌は掌がいいらしい」があっという間に広まり、最終的に、ビクビクしていた子が、掌から餌をあげられるようになっていました。その子は餌をあげながらこちらを見ていたので、そーだね、そーだね、、と私は頷きました。その子はきっと、掌のどんぐりを上手に拾う、ヤギのざらざらとした暖かな舌の感触を体験していると思います。
そしてふと桃太郎くんを見やるとこっちの様子をジーーーーーっと見ています。まっすぐ。その表情が可笑しかったこともあり、私は桃太郎くんのところへ行きました。そして、今回は撫でてみよう!と思いたち、「こんにちわー。」と言って、顔、首、肩のあたりを撫でました。すごい立派(しっかりと分厚い感じ)で暖かなからだ!私がオレンジ色のスカーフをしていたからか(人参?)、クイっ!クイっ!!とひっぱります。いたずら。遊びたいんだなーーと思いました。そして暖かく湿ったやわらかな鼻息。よ〜やくお近づきになれた、、と思いました。撫でさせてくれてありがとう!桃太郎くん!!
私の掌にはヤギの舌の感覚や仔馬の体のみなぎる厚み、子供たちの声が残っています。とっても平和な牧場の午後でした。
さ、今日はこれから、学びの午後。魂の道場・茅ヶ崎グループの仲間たちとの勉強会。行ってまいります!