機会はいつでも・・・
昨日は、久しぶりに歌舞伎座に行きました。
最初の『たぬき』という演目は、死んだ人が息を吹き返した、というお話でした。
以下に、少しあらすじを・・・
泥酔した男(香川照之/市川中車)が目覚めたら火葬場にいて、せっかく生き返ったので、家族に知らせなくては!と思うのですが、それを思いとどまり、死んだことにしておきます。
今までの厄介な人生とおさらばして、生まれ変わった新たな人生を生きるんだ!!と希望を胸に、第二の人生を生き始めるのです。実はこの男は、家庭がうまくいっておらず「うちに帰れば、しかめっ面ばかり・・」と嘆いていたのでした。
そこで男は、愛人宅へ出向きます。さぞかし喜んでくれるだろうと思いきや、「たぬき」が出たー!と腰を抜かされてしまい・・・
ユーモアいっぱいで風刺がきいた舞台でした。
昨日の日記に書いた『神様メール』のように余命を知ることも、『たぬき』のように生き返ることも、その人が人生において「ハッ」となる大事なきっかけです。そうでもないと、日々をなんとなーく無意識に生きてしまって、気がついたら人生が終わっていた・・・となるのが常かもしれません。
どちらの場合にも共通していることは、自分自身の人生に意識を向けることです。そうしたとき、生き改める機会はいつでも、もたらされます。
自己探求では実のところ、自分自身に意識を向けて、これまでの自分のあり方を認めつつも、それよりももっと快適だと「本当の私」が思う新たなあり方を選び、「生まれ変わった新たな人生を生きるんだ!!」と、一瞬一瞬、新たな人生のスタートをきっているのだと思います。
▼ 魂の学びは普遍的です。普遍の学びは、実践を通して自分自身の学びとすることにその面白さがあります。
ぜひ、内なる眼差しを持って、未だ見ぬ世界を探求しましょう。
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