恕
国立劇場へ、久しぶりに尾上菊之助の舞台を見に行きました。
『近江源氏先陣館-盛綱陣屋-』
https://www.ntj.jac.go.jp/kabuki/news/3271.html
演目がはじまるまえに、菊之助のナレーションがあり、そこで、「恕」について話されていました。
「恕(じょ)する」とは、思いやりの心で罪過などをゆるすこととあります。耳慣れない言葉ですし、「怒」という字にも似ていて、ちょっとおどろおどろしいイメージを勝手に抱いておりました。が、しかし、ゆるしの意味があるとのこと。
昔は怨念とか、仇討ちとか、とことん相手を恨んで追い詰めることも多かっただろうと想像します。そういうところで、恕することもしていかないと、いけなかったのかもしれないです。
パターンは別に罪じゃないけど、きっと昔からパターンは色々な問題を作っていただろうから、パターンを恕するということでもあったのかもしれないなー・・・と思います。