心地よい絵たち
プーシキン美術館展に行ってきました。とても良い展覧会でした。見ていて心地よい絵が多いと思いました。
なかでも「パリ環状鉄道の煙」が印象に残っています。画面を横切る "煙" が象徴的で、近代化への波が日常を侵略しているかのようです。これって現代にも通じるな〜と思いながら見ていました。なによりも煙の白さが清々しくて気持ちが洗われるようでした。
また、セザンヌの絵が年を経るごとに、どんどんみずみずしくなっていくことは発見でした。
あと、気持ちよかったのが、画家たちが描く空の色です。淡い藤色のようでもあるその色は、独特で、心にとてもしっくりきたのでした。