人って、こんなに変わるんだ!
この間、たまたま会った方とお話をしていたときのこと。
その方は、ダーーーーーッと、最近あったことや手がけた仕事などかなりの早口で話されました。あまりのスピードに、上滑りの日常が浮かんできて、話を聞いているだけで、胸のあたりがハカハカとしてきて、私は忙しさと虚しさを感じました。
それで、自分もかつてそうだったな〜と、後から思い出しました。ひたすら「やることリスト」にチェックを入れる毎日。一人で5本も6本もプロジェクトを抱えて、よくやってたよな〜と。
それで、その方に「いっそがしいですね〜〜!」と言ったら、「は?」(キョトン)というリアクションをいただきました(笑)
そうなんですよね、そういうあり方が当たり前だから、忙しいとか、そういうことすらよぎらない。「何、言ってんの?」みたいな。「虚しくないですか?」とは当然のことながらたずねませんでしたが、たぶん、かつての私なら「何がですか?」って答えて、むっとしていただろうな・・・・・と思います。
とにかく、感情・感覚はなきものだったし、自分自身がどういう状態かなんて、肩や背中がパンパンにこっていること以外はわからなかったですから。背中は鉄板なみで、マッサージ先で「硬すぎて指が入っていきません」と言われることはしょっちゅうでした。
自分の中を見なくても、生きていかれてしまう人もいるのですよねぇ。自分もそうでしたけど。私の場合は途中で、どうにもならなくなって、それをきっかけにして自分の中で起きていることを見るように、教わり始めたのですが。
今、言えるのは、今のほうが人生、比べものにならないほど漲っていて、充実しているということです。
忙しさやプレッシャーもあるけれど、そのなかで自分を見失うことってほぼなくて(気づかずにいたパターンにひっかかることはあるけど)、そこに意識的に集中することを選び、楽しくポジティブに挑戦しています。それは、やることリストにチェックを入れていく作業ではありません。
人って、こんなに変わるんだ!と当時の自分(のような人)とお話しして思いました。