世の中は自分たちが創っている

世の中は自分たちが創っている

2019年01月16日 20:04


先日のこと。電車に乗るとき、すぐ目の前の座席が空いていたので座るつもりでいたら、目の前を横切ってそこに腰かけたサラリーマンがいました。見ればびしっとしていてデキる感じの男性です。私は「ジロリ」と思わずその人を睨んでしまいました。その人は一瞬悲しそうな目をしました。

私はそのとき何か考え事をしていて「私」を意識した状態ではそもそもなかったと思います。その男性に腹が立ったのでした。しかし「こんなんではいかん!」と「ハッ!」と思い直して「 "私" のワーク」を実践。別の場所が空いていたので腰かけて心の中で「これは私ではない。私、私、私」と「私」に意識を向けていました。

しばらくすると私の隣にサングラスをかけ、いかつい男性がドカッ!と座りました。ちょっと怖い感じでした。

斜め前方には親子がいてちっちゃな男の子がおもちゃで遊んでいます。見ればみんな楽しそうです。その時です、男の子がおもちゃを落としました。すると、隣のいかつい男性がすく!っと立ち上がり、おもちゃを拾って渡してあげるではありませんか。私は驚きましたが、男の子の両親はたぶんもっと驚いていて、ちょっとびびりながら「すみません、、ありがとございます」と言っていました。

日常にはいろいろな領域がある・・ということを思いました。目の前で起きたことは一つのバージョンとして確かにありますが、また別のバージョンでは、私はイライラしっぱなしで、そのいかつい男性はおもちゃを拾うことはなかったかもしれません・・。一瞬一瞬の世界は自分たちが創っていて、しかも人はお互いに影響を及ぼしているのだと思いました。


▼自分と向き合うセッションを行っています。