ロボット研究のいま

ロボット研究のいま

2022年01月26日 08:39

ロボットの研究をされてる先生のお話で、そうなのか!とちょっと安心したことがありましたので、書いておきたいと思います。

そういうテクノロジーの世界って、研究開発が進めば進むほど、ロボットが人間の管理下から逸脱して暴走する可能性を想像し、怖っ!!と思うことが私にはあります。

でも、その研究者の方は、「ロボットへの実装という観点から人間の性質を知っていく。そういうものを通じて人間を理解する。人間のことをもっと調べる」とおっしゃっていたのが印象に残りました。あ、、、むしろそっちの視点で取り組まれているのか、と。それで、ちょっと安心したんです。どういうロボットを作りたいのかということを通して自分自身を知ろうとしているのか、と。

その勉強会に参加されている皆さんとの議論では、「私たち人間は、ロボットには自分たちよりも “下” でいてほしい。ロボットには、自分が劣等感を感じることなく、優越感を感じていられる存在であってほしい。」という本音(?)も出てきてなかなか面白かったです。皆さん、正直。

そんな感じで人間の素が出る、本音が出てくるロボットの開発。人間があるがままでいられる存在としてのロボットか。これは面白い!

その勉強会の課題で「ロボットと通じ合ったと思う瞬間はどのような時だと想像しますか?」という問いがあり、私は、そもそもロボットと通じ合うことを全く望んでないけど、会話の「間合い」でそう感じるかな?と回答しました。でもなかには、自分の普段の好みから2~3手先をよんで、寒い日であれば、「今日の夜は熱燗だね」と言ってほしいとか、「自分のついた嘘を見過ごしてくれる」というのもあって秀逸でした。ロボットなので「間違い」となったら徹底的に修正して正解を出しそうだけれど、そこは、見過ごしてくれる・・・(笑)

確かにこういう思いから、その方の人物像が浮かび上がってきますね。かゆいところに手が届くような、あるいは触れてほしくないところには触れないでいてくれる、そういう人間関係を望んでいるのかな、とか(笑)

将来、どのようなロボットが開発されるのか、そして人間はどうなっているのか、楽しみ。