みんな我慢して生きている?! 

みんな我慢して生きている?! 

2022年10月08日 09:32

先日、聞こえてきた話、、、。

その方は東京で働いていて、ご家族も東京におられるようです。

近頃、田舎にいる両親がそれなりの年齢になり、週一ペースで帰郷して病院に付き添ったり、一緒に時間を過ごしたりしているとのこと。またふだんからいくらか仕送りもされているのだそうです。

ところがです、その方が東京へ戻ってくると、色々な方からメールが届くのだとか。それは、両親がお世話になっている実家のご近所の方や病院の方などからで「なんで東京に戻るの?一緒にいてもらえなくてご両親がかわいそう」といった内容なのだそうです。

その方自身は、人様が言うことをいちいち気にするタイプではないらしく、「うるさいな〜」と放っておくらしいのですが、それでも不快に感じているのは伝わってきます。

自分と親とのことなのだから当人に任せてほしい。他人にとやかく言われたくない。というのが、正直なところでしょう。私なら、私たち親子は話し合ってそれがちょうどよいからそうしているの、と言うと思います。

私がこの話からなんとなく思ったのは、「みんな我慢して生きている」です。

みんな我慢しているんです。みんな大変な思いをしているんです。だからあなただけ好き勝手は許されません、みたいな。自由に生きることを自分自身にゆるしていないのかな。

自分たちがそうやって我慢して生きているから、他人に対してもそういうことを強いるんだろうな、と思ったんです。自分が日頃から自由に生きていれば他人がどう生きようとあまり気にならないでしょう。私は自分自身がどんどんそういう方向に向かっていっていると思います。

それで、そういったメールを送る人たちの動機となってるパターンは、「いい人だと思われたい」とか「親と同居している子は親孝行だ」とかでしょうか。そのパターンが満たされるためならやるのでしょうね。「いい人」、「親孝行」と自分との同一化です。そうであるから存在できる、というような。

そういう見えない枠(パターンがつくっている小さな世界)の外には何万通りもの選択肢があって何を選んでも良いのだけれど、パターンの世界に住んでいるとそれを知ることさえできないのかもなぁ・・・と、自分自身と向き合わないことのデメリット(?)、罪(?)をあらためて思ったエピソードでした。