まだ踏み出したことのない一歩

まだ踏み出したことのない一歩

2021年03月11日 08:18

ある事象を前にして、それを新たな領域で生きるのは、同事象をこれまで通りに生きるのとは、まったく質の違う人生を歩むことになります。そこには、新たな道を切り拓いていく感覚がある。
自己探求を始めたばかりの頃、自分の感情や感覚を感じ、快なのか不快なのかをしっかり感じる(感覚的に認識する)ことで、自分の人生を生きているっ!と実感を持ちました。これはそれまで他人の人生を生きてきた自分にとっては大きな体験でした。しかし、この「切り拓く」という感覚は、それとはまた異なり、新たな領域にすーっと縦線を入れると左右にさーっと空間が分かれていくようなそんな感覚があります。
それはすでにある道を歩いているのではなく、まだ踏み出したことのない一歩を、一歩また一歩と進むごとに、その後ろに道ができていくような感じです。どうなるかわからないところへ、でも心は決まっている、そんな一歩。広大な空間へ踏み出すそれはワクワクするし、その足どりは明るく軽やかです。