「私」が頭を使うとき
ラッシュアワーに電車に乗ったのはワケがあって、実は、朝から夕方までユニバーサルデザインに関する講義に参加して、最後に1時間のテストがありました。これに備えてこの1ヶ月弱は、地道に家で学習をし、暗記を繰り返していました。
講義はとても面白く、楽しみましたが、ほぼ1日ですから、後半には頭の中が熱くなっていました。朝の電車では「私は肉体ではない」と繰り返しましたが、休憩の間には、「私は思考ではない」「私は脳ではない」と静かに繰り返しました。
いよいよテストです。問題と解答用紙が配られました。そういう状況があまりに久しぶりで、答えを記入する欄を間違えてはいけない!ととても緊張しました。途中、ドキドキしてきたので、そこでも「私は思考ではない」と数回、心の中で唱え、気持ちを静かにしました。
テスト問題で、自分がちゃんと学習をしなかった箇所がありました。やっていなかったことが明白だったので、その問題は飛ばして他を解きました。その間にも、ドキドキと緊張がやってきます。何度か「私は思考ではない」「これは私ではない」と繰り返し、最後、解けなかった問題に戻りました。
問題を読み返すと、そういえば、、!と、先の講義が思い出され、答えを書くことができました。これはきっと「私」が理解力を発揮したのだと思います。この問題は学習していない!(確かにやらなかったんだけど)とだけしていたら、この展開はあり得ませんでした。「私」が頭を使った体験でした。
▼自分と向き合うセッションを行っています。