「本当の私」
自己探求を始めてどれくらいだったでしょう、1〜2年くらいでしょうか。「本当の私」と言われても、まるでぴんとこなくて、当時一緒に学んでいた仲間に「本当の私って、なーに?」と尋ねたことがあります。仲間の答えは「観察する者」でした。
この答えを私は理解しましたが、答えとしての手応えのなさに、違和感を覚えていました。もっとズバッとした、インパクトのあるものを求めていたのだと思います。今となってはこの説明に勝るものはないのですが。
その頃、私が「本当の私」って何だろう、一体??と「本当の私」のアイディンティティを探していたのは、パターンによる決めつけ・思い込み・同一化に慣れていたからだと思います。何者なのかがはっきりしていないと同一化ができないので、気持ちが悪かったんだと思います、パターンが。そしてそれはまた、頭・知識レベルでの定義を求めていたのでした。
でも実際のところ、「本当の私」は、何かは頭でわからなくても、それを使うことで自分の中のその存在を感覚的に体験することができてきます。そのものを使うと、その存在が増します。パターンもたくさん使ってるから存在感あるある!(笑)
私にとってはこの体験からの定義づけが大事です。先の「観察者」もそうです。確かに、観察してるよね、という実体験に基づく理解を可能にします。
そのように見ていくと「本当の私」って、自分という存在って本来、何者とも同一化しなくても居られるんだなって感覚的に思います。「ただ、ある」って、あるな・・と。
でもこれも、今はそういう理解であってこの先また別の理解をする可能性は大いにあるので、このこともまた、特に決めつけないでおいて、進んでいこうと思います。
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