何も考えてない状態が普通
自分の中を見るようになってから、他人のことであれこれ思い悩むことがかなり減りました。
以前はどうすれば相手がわかってくれるか、どうすれば相手が自分の思うような反応をしてくれるか、ずっと考えていました。頭の中で、実際に会った時に話すことをシミュレーションすることはしょっちゅうで、寝ても覚めてもずっと考え続けていたのを覚えています。
そのとき頭の中を占めているのは、相手に関する決め付けのように思います。あの人はああいう人だからきっとこうだ、と本当にそうかどうかはわからないことを前提にして、延々と相手が言うであろう事、それに対して自分が言う事など、考えていました。
しかし、それは実は、本当の自分ではなく、自分のパターンがやっていることです。どうしたら自分の思うような相手になってくれるか、「嫌われたくない(相手が自分を嫌わないように)」「自分を大切に扱ってほしい(相手が自分を大切に扱うように)」「わかってほしい(相手が自分をわかるように)」といったパターンが延々と考えているのです。そして、パターンによる思考はグルグルと続き、大変に疲れます。心身が疲弊します。
こうしたパターンをケアすることで、当時の自分には考えられない程、何も考えてない状態がいまは、普通になっています。