満たされたり、満たされなかったり

満たされたり、満たされなかったり

2017年06月24日 22:48


パターンというものは、満たされたり、満たされなかったりします。

パターンが満たされているとき、私たちには喜びやうれしさなどの快感がもたらされています。そのためそれを変えたいとか、なくしたい、とか私たちは思いません。そこに変化は求めず、むしろさらにそれを繰り返し、継続的に手に入れるためにどうしたらよいかと考えます。それを経験から学習します。

逆にパターンが満たされないと、胸が痛んだり、傷ついたり、イライラしたり、カーッとなったりしますので、これはなくしたいとか、とにかくこの状況をなんとか変えたい、あるいはなかったことにしたい、と私たちは考えます。パターンにとっての成功体験から学習しているにもかかわらず、そこはやはり上手くいかないこともあるわけで、そういったときにはこのような形でパターンが爆発するのです。

自己探求をしていると、このようにパターンが満たされたり、満たされなかったりすることで翻弄されている自分に気づくことができます。そんな自分を俯瞰することができ、パターンと自分自身に分離感が生まれます。感情、体験、他人、思考、価値観、信念、、、自分がこれまで同一化してきたありとあらゆるものとの分離感が生まれます。それらイコール自分ではないということです。喜んでいる、悲しんでいる、傷ついている、、、それは誰でしょう?あの人嫌い、あの人いい人、、、そう思っているのは誰でしょう?それは本当のあなたではないんです。パターンが、喜んでいる、パターンが、悲しんでいる、パターンが、そう思っている。そしてそこに観察者である<本当のあなた>が表出しているのです。